私は普段、歯科医師として患者さんの口腔内や健康の向上を目的に仕事をしています。

Portrait of a confident dental surgeon wearing blue protective uniform and surgical mask while looking at camera in a modern dental office with reliable specialists

開業以来全力で走り続けてきましたが、事業の成長と比例するようにストレスは莫大に増えていき、まさに労働集約型の典型的な身の削り方をしてしまい体調不良になることが非常に増えてきた中で、なぜか「トライアスロン」に出会いました。なぜかというと年末の忙しい時期に「ノロウィルス」に罹患し苦しみ寝込んでいる時にふと色々と考えていると、ここずっと体力向上に向けたトレーニングや運動をしていないなと気づきました。高校まで野球部に所属しておりそれなりに運動はできたし、やってきたけど特に20代は全く追い込んで運動をしてきていないと・・・まぁ追い込んでやることはほとんどの人はしないと思いますが、ともかくメンタル的にもフィジカル的にも落ちていることは確かであると。このまま流れに任せているとストレスと体調不良と付き合いながら生きる人生はまずいなと思いました。

そんな反省し寝込んでいる時に、本を読んでいる中で「BDNF」というものに出会いました。ほとんどの方が聞きなれないと思いますが、脳由来神経栄養因(Brain-derived Neurotrophic Factor)と言います。このBDNFは神経細胞の分化、成熟、生存の維持を促進するほか、神経細胞内にも貯蔵されており、中枢神経系の神経活動によって神経細胞から刺激依存性に分泌されます。さらに血液 – 脳関門を双方向性に通過可能ということで中枢神経のみではなく末梢の血液中にも存在しているものであります。何を言っているのかわからないと思いますので簡単に言うと・・・

頭が良くなる!!

頭が良くなる以外にも、脳細胞をリフレッシュすることができるなど非常に生きる上でポジティブで大切なものが「BDNF」なのです。

Human anatomy illustration – central nervous system with a visible brain

ただこのBDNFは簡単には分泌してくれないそうでいくつか条件があります。その一つが最大心拍数をあげることが重要であると。例ではTABATA Protocolが出ていましたがかなりしっかりと運動をしないと分泌されません。要は徹底的にやらないとなかなか出てこないわけですね。じゃ有酸素系でキツイことってなんだろう・・・と考えていくと

「トライアスロン」

こいつはぴったりなんです。そう、ようやく至ったわけです。

しかし、強度トレーニングやレースは気をつけなければエイジングの原因にもなるほか心不全のリスクも高めることもあります。意外と競技者は、運動=健康と捉えることが多く、運動後の爆喰いなどを平気で行います。強度の運動をしたというレバレッジをガンガンかけて、実は身体(内臓器官)に負担をかけている状態です。

これでは行っている意味がないですよね。いや厳密には意味付けは各個人で違うので私があれこれ言う必要は全くないのですが、健康を害してまで高強度のトレーニングはしないほうが良い。しっかりと知識をつけて安全面、栄養面なども考慮しながらトレーニングや競技に臨むことで、人生豊かに暮らせると思うのです。

というのも、トライアスロンなどは家庭から1日不在となりますし、トレーニングをたくさんするため家庭の時間をどうしても削らなくてはなりません。だからこそ健康でいるべきなんですね。身体を痛めて全く動けなくなってしまったら家族も生きていけなくなりますし、仕事も大変になります。

WHO(世界保健機構)における健康の定義は

-健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること-

様々なことでWell-beingすることが大切なんですね。

私自身、患者さんもいますし、たくさんの従業員も雇用しています。さらに事業資金の借り入れもあります・・・そして一番は家族もいます。

だから尚更健康に気をつけなくてはなりません!

このブログでは、まったりとトライアスロンをしながら栄養や健康情報を発信していきたいと思います。トライアスロンでは南アフリカのアイアンマンレースを目標にしています!!トライアスロンを始めたばかりの方、これから始める方を中心に気楽に読んでいただければ幸いです!